研究の想い出
幸せを感謝しつつ
瀬戸 八郎
1
1東北大学
pp.145-150
発行日 1970年6月15日
Published Date 1970/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425902843
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はじめに
年末から年始にかけて子供たちの居る湘南の地を訪ねようと思い立ち,仙台から車を駆つて出かけたのですが,藤沢の長後にある次女の家に着くや,まず家内が風邪にとりつかれ,続いてそれが私にもうつり,往生いたしました。幸い平塚で内科を開業している次男の治療により,4,5日で両人とも治癒しましたので,1月5日に帰仙することに決め,朝7時に長後を立ち,東京をぬけて国道6号線に入りました。水戸では途中でパンクしたタイヤの修理をして貰つたり,朝食をとつたりして小憩の後,また一筋に走り続け,4時過ぎやつとわが家に辿り着きました。しかし旅の疲れも加わつてか翌日から両人ともまたぶり返し,暫くは寝たり起きたりてした。こんなわけで,研究の想い出の原稿にも仲々手がつかなかつたのですが,やつと1月半ば頃から健康をとり戻しましたので,曲りなりにもその責めを果たそうと筆をとつたわけです。
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