アンケート・7
アイソザイムについて
大河内 寿一
1
,
服部 信
2
,
和田 博
3
,
瓜谷 郁三
4
,
小野 哲生
5
,
坂岸 良克
6
,
荻田 善一
7
,
勝沼 信彦
8
1阪大内科
2国立がんセンター内科
3阪大生化学教室
4名大農学部生化学教室
5癌研生化学
6東京医歯大中央臨床検査部生化学
7阪大遺伝学教室
8徳島大酵素研化学部
pp.35-39
発行日 1966年2月15日
Published Date 1966/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425902665
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ここ数年来のアイソザイムに関する活発な研究により,基礎から臨床まで多くの成果をうみましたが,研究の観点が多岐にわたるため,専門以外の人には曖昧な点もないわけではありません。つぎの諸点について,日頃この問題に造詣の深い方方の意見をあつめました。
1.基質特異性のきわめてよく似た,しかし物理化学的に異なつた分子種と認識される2つの酵素があつた場合,ただちにこれをアイソザイムと呼んでよいでしようか
2.アイソザイムの分化は細胞や組織の分化の際の随伴的現象ではあるが,何か積極的に生体の(あるいは局在している場所の)機能と結びついているとお考えですか
3.医学と生物学の領域で,アイソザイムを指標にしてえられた重要な成果のうち,もつとも興味のあるものを1つご紹介下さい(もちろん御自身のお仕事も含みます)。またアイソザイム研究の将来の発展の見通しについて
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