連続座談会 脳を育む
Ⅲ.成人・老年期
伊藤 正男
1
,
神庭 重信
2
,
西道 隆臣
3
,
下仲 順子
4
,
御子柴 克彦
5
,
石川 春律
6
1理化学研究所脳科学総合研究センター
2山梨医科大学精神神経医学
3理化学研究所脳科学総合研究センター神経蛋白制御研究チーム
4文京女子大学人間学部
5東京大学医科学研究所,理化学研究所脳科学総合研究センター発生分化研究グループ
6群馬大学医学部解剖学
pp.44-60
発行日 2001年2月15日
Published Date 2001/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425902246
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伊藤 成人期には脳の能力は安定しているように見えますが,実は,社会の中で職場の中であるいは家庭の中で,絶えず生涯学習が続いています。また高齢者になって,生活のスタイルを変えて第二,第三のライフを始める場合が普通になってきました。人の一生は脳を育む営みの連続ともいえます。今日は高齢者の知能,情動の問題からアルツハイマー病,神経細胞の増殖,移植などの問題を俎上に論じていただきましょう。
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