特集 ノックアウトマウスリスト
4.タンパク修飾
膜タンパク―GPIアンカー
村上 良子
1
,
木下 タロウ
1
Yoshiko Murakami
1
,
Taroh Kinoshita
1
1大阪大学微生物病研究所免疫不全疾患研究分野
pp.369
発行日 2000年10月15日
Published Date 2000/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425902147
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Piga
(phosphatidyl inositol glycan-class a)
[機能]GPI(glycosyl phosphatidyl inositol)アンカー型タンパクの共通の細胞膜結合構造であるGPIアンカー部分の生合成は,14個以上の遺伝子が関わる複雑な反応である1)。Pigaはそのうちの最初のステップである,ホスファチジルイノシトールにNアセチルグルコサミンを転移する酵素の触媒サブユニットをコードする遺伝子である2)。
[実験目的](1)GPIアンカー型タンパクが形態形成に果たす役割をみるため。(2)GPIアンカー型タンパクが皮膚形成に果たす役割をみるため。(3)発作性夜間血色素尿症(PNH)のモデルマウスを作ることにより,発症のメカニズムを解明するため。
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