特集 動物の行動機能テスト―個体レベルと分子レベルを結ぶ
3.マウス・ラツト
Biel型水迷路実験
藤原 道弘
1
,
三島 健一
1
1福岡大学薬学部応用藥理学教室
pp.508-509
発行日 1994年10月15日
Published Date 1994/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425900812
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目標
複数のT迷路を組み合わせて,スタートからゴールまで多くの選択肢を設けたものを複合T迷路という。この迷路に水を張ったものがBiel型水迷路で,1940年,Biel1)によって創案され,water filled multiple T-mazeとも呼ばれている。これは定位置のスタートからゴールまでの位置関係の認知と,それに加えて各所にみられる分岐点における左右の選択反応の順序系列の記憶を評価できる。
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