特集 動物の行動機能テスト―個体レベルと分子レベルを結ぶ
3.マウス・ラツト
ランウェイテスト
藤田 統
1
1上武大学経営情報学部心理学教室
pp.506-507
発行日 1994年10月15日
Published Date 1994/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425900811
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目標
ランウェイテストは,ラットが示す情動反応(不安・恐怖)の個体差(情動性)を測定するために,藤田(1975)により考案されたものである。もともとラットは安全な地下に巣穴を作って生活・繁殖する動物であるが,餌・水を得るためには外敵のいる危険で不安・恐怖を覚える地表へ出て行かねばならない。本テストは,このようなラットの自然生態状況をシミュレイトしたものである。
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