特集 動物の行動機能テスト―個体レベルと分子レベルを結ぶ
3.マウス・ラツト
T(Y)型迷路実験
岩崎 庸男
1
1筑波大学心理学系生理心理学・行動薬理学
pp.502-503
発行日 1994年10月15日
Published Date 1994/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425900809
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目標
動物の学習能力や学習過程を調べるためには,動物に選択(弁別)反応を行わせ,正確な選択がなされるようになるまで試行(訓練)を繰り返す。選択には2つ以上の選択肢を用意しなければならないが,その最も簡単な装置がT(Y)型迷路と呼ばれるものである。近年では,これらの装置を用いて遅延反応実験を行い,動物の短期(作業)記憶の測定も行われている。
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