特集 動物の行動機能テスト―個体レベルと分子レベルを結ぶ
3.マウス・ラツト
回転棒テスト
栗原 久
1
1群馬大学医学部附属行動医学研究施設行動分析学部門
pp.450-451
発行日 1994年10月15日
Published Date 1994/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425900784
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目標
運動機能障害の特徴の一つに運動協調性の障害がある。この種の障害は肉眼的観察からは把握しにくく,歩行を強制的に行わせた際の遂行の変化から評価することができる。
回転棒テスト(rotarod test)は,一定速度で回転する棒上にマウスやラットを乗せ,落下しないように回転に合った歩行を動物に行わせる試験法で,骨格筋の強調運動の可否,筋弛緩,およびバランス感覚などの検討を目的に行われる。
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