特集 動物の行動機能テスト―個体レベルと分子レベルを結ぶ
3.マウス・ラツト
前庭動眼反射
永雄 総一
1
1自治医科大学第一生理学教室
pp.446-447
発行日 1994年10月15日
Published Date 1994/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425900782
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目標
頭の動きを補償する前庭動眼反射の動特性(利得)は,小脳(片葉)によって適応制御されていることが兎や猿を用いた一連の研究から明らかにされている。ラットやマウスでは,小脳を含めた脳の生化学や遺伝子工学的知見が豊富であるので,この反射を用いて,小脳による運動学習の分子機構を解析することが可能である。
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