Japanese
English
特集 染色体
染色体の進化
Chromosomal evolution
今井 弘民
1
Hirotami Imai
1
1国立遺伝学研究所細胞遺伝研究部門
pp.286-288
発行日 1994年6月15日
Published Date 1994/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425900742
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
真核生物の遺伝情報を担うDNAは,高次のらせん構造を形成し染色体として細胞核内に存在する(図1)。この染色体は生物種により数や形(核型)が異なることが知られている(例:哺乳類2n=6~92)。ではこの著しい染色体数の相違はどんな法則に従って生じたか?その生物学的意味は何か?これらの問に答えるべく,細胞遺伝学者はこの半世紀努力してきた。その結果は融合説として集大成された。しかし最近の分子生物学の進展により,染色体進化の新しい解釈が可能になった。
Copyright © 1994, THE ICHIRO KANEHARA FOUNDATION. All rights reserved.