Japanese
English
特集 染色体
クロマチンループ構造の免疫電顕
Immunoelectron microscopy of chromatin loop structure
東野 義之
1
,
東野 勢津子
1
,
中村 孝志
2
,
関 周司
2
Yoshiyuki Tohno
1
,
Setsuko Tohno
1
,
Takashi Nakamura
2
,
Shuji Seki
2
1奈良県立医科大学第一解剖学教室
2岡山大学医学部分子細胞医学研究施設病態分子生物学部門
pp.226-232
発行日 1994年6月15日
Published Date 1994/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425900730
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
間期の核内のクロマチンがループ状になっていることは,最初,物理的方法1,2)により示唆され,次にヌクレアーゼを用いた生化学的方法3,4)で支持され,その後,クロマチンを人為的に核外に出して蛍光顕微鏡5)や電子顕微鏡6-9)による観察で確認されている。
本稿では,私達の電子顕微鏡によるクロマチンループの構造,クロマチンループの長さの測定,さらにクロマチンループの足場に関する研究をおもに紹介する。
Copyright © 1994, THE ICHIRO KANEHARA FOUNDATION. All rights reserved.