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特集 グルコーストランスポーター
グルコーストランスポーター分子の膜内配向
Structure-function relationship of mammalian facilitative glucose transporter
柱本 満
1
,
森 啓行
1
,
春日 雅人
1
Mitsuru Hashiramoto
1
,
Hiroyuki Mori
1
,
Masato Kasuga
1
1神戸大学医学部第二内科
pp.9-14
発行日 1994年2月15日
Published Date 1994/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425900694
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哺乳類糖輸送担体には,現在までに確認されている限りで7種類のisoformが存在するが,とくにGLUT1は最初にcDNAがクローニングされた糖輸送担体であり,多くの細胞株に安定して発現できることから,このisoformを用いた構造機能相関についての研究が著しく進んでいる。一方,GLUT4は特異的な細胞内分布を示し,インスリン反応性の特徴的な挙動を示すことから,インスリン作用に関連して多くの研究が行われている1-3)。本稿ではとくに糖輸送担体の膜内配向,細胞内配向について,この二種類のisoformを中心に最近の知見をまじえて紹介する。
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