特集 〈研究室で役に立つ細胞株〉
Ⅲ.間葉系細胞株
白血球系細胞
顆粒球
ヒト骨髄性白血病:HL-60
今村 展隆
1
1広島大学原爆放射能医学研究所内科
pp.478-479
発行日 1992年10月15日
Published Date 1992/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425900465
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HL-60細胞は1977年Collinsら1)により樹立されて以来もっとも頻用されている白血病細胞株である。DMSOやレチノイン酸(RA)により顆粒球に,またビタミンD3やTPAにより単球/マクロファージに分化する細胞である。また,分化および増殖に関連する癌遺伝子や癌抑制遺伝子発現も研究されている。増殖や分化の機構を分子生物学的に解明されることも将来可能なものとなろう。
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