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特集 新組織学シリーズⅤ:脂肪
Ⅱ.脂肪組織の慢性炎症・線維化
コラーゲン線維調節による体脂肪量の規定機構
Determination of body adiposity by regulating extracellular collagen matrix
Shin Jihoon
1,2
Shin Jihoon
1,2
1大阪大学大学院医学系研究科内分泌・代謝内科学
2大阪大学大学院医学系研究科糖尿病病態医療学寄附講座(現 ハーバード大学メディカルスクール)
キーワード:
体脂肪量
,
HSP47
,
コラーゲン線維
,
PPARγ
,
脂肪細胞
Keyword:
体脂肪量
,
HSP47
,
コラーゲン線維
,
PPARγ
,
脂肪細胞
pp.568-573
発行日 2024年12月15日
Published Date 2024/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425201977
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体脂肪量(アディポシティ)は身体の脂肪組織の量や割合を指し,人によって大きく異なる。非常に痩せた人では5%程度から,病的肥満の場合には40%以上に達することもある。このような個人差は,様々な生理,病態,環境,遺伝的な要因・要素の組み合わせによって決定される。しかし,その調節のための統一された分子機構は解明されていなかった。本稿では,近年,筆者らの研究で明らかにした,脂肪組織のコラーゲン線維調節を介した体脂肪量規定機構について紹介する1)。
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