増大特集 代謝
Ⅳ.代謝と免疫
腸内細菌がつくる乳酸・ピルビン酸により免疫が活性化されるしくみ
梅本 英司
1
,
中西 勝宏
1
Umemoto Eiji
1
,
Nakanishi Katsuhiro
1
1静岡県立大学薬学部免疫微生物学
キーワード:
腸管免疫
,
代謝分子
,
Gタンパク質共役型受容体
,
貪食細胞
Keyword:
腸管免疫
,
代謝分子
,
Gタンパク質共役型受容体
,
貪食細胞
pp.470-471
発行日 2023年10月15日
Published Date 2023/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425201758
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腸内細菌が産生する代謝分子は様々な形で宿主細胞に作用する。筆者らは腸内細菌由来の代謝分子,乳酸およびピルビン酸が腸管CX3CR1+貪食細胞上のGタンパク質共役型受容体(GPCR)GPR31に作用し,その樹状突起伸長を誘導することを見いだした。本稿では,乳酸・ピルビン酸- GPR31シグナルの生理学的役割を述べる。
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