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特集 グローバル時代の新興再興感染症への科学的アプローチ
Ⅲ.デング・ジカ・SFTS・出血熱へのアプローチ
ラッサウイルスの細胞侵入阻害薬の開発
Development of viral entry inhibitors against Lassa virus
武長 徹
1
,
張 子涵
1
,
野田 岳志
1
Takenaga Toru
1
,
Zhang Zihan
1
,
Noda Takeshi
1
1京都大学ウイルス・再生医科学研究所微細構造ウイルス学分野
キーワード:
ラッサウイルス
,
ラッサ熱
,
抗ウイルス薬
Keyword:
ラッサウイルス
,
ラッサ熱
,
抗ウイルス薬
pp.316-320
発行日 2021年8月15日
Published Date 2021/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425201375
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2019年に中国で発生し,今なお世界的に流行を続けるSARS-CoV-2による新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は,新興感染症の脅威を示す代表例である。例を挙げれば枚挙にいとまがないが,今から50年ほど前にナイジェリアで最初の患者が見つかり,今なおワクチンも治療薬もない“ラッサ熱”というウイルス感染症がある。本稿では,ラッサウイルスとそれに対する抗ウイルス薬開発研究について概説したい。
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