Japanese
English
増大特集 難病研究の進歩
Ⅶ.代謝・免疫
全身性強皮症・混合性結合組織病
Systemic sclerosis・Mixed connective tissue disease
三森 経世
1
Mimori Tsuneyo
1
1医仁会武田総合病院
キーワード:
自己抗体
,
線維化病変
,
末梢血管障害
,
肺高血圧症
,
間質性肺炎
Keyword:
自己抗体
,
線維化病変
,
末梢血管障害
,
肺高血圧症
,
間質性肺炎
pp.474-475
発行日 2020年10月15日
Published Date 2020/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425201245
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全身性強皮症は全身の線維化と血管閉塞病変を特徴とし,混合性結合組織病は強皮症様症状に全身性エリテマトーデスと筋炎の症状をオーバーラップする疾患であり,いずれも自己抗体で特徴づけられる全身性自己免疫疾患である。近年の研究の進歩は疾患関連遺伝子,病態に関わるサイトカインや血管内皮細胞の異常,新たな特異的自己抗体を明らかにした。また,予後不良病態に対する治療法が開発され,線維化を抑制する治療薬の可能性も期待されている。
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