特集 膠原病肺—呼吸器内科とリウマチ膠原病内科,見えている景色はどう違うか?
Ⅱ.各論
[E.全身性エリテマトーデス(SLE)・混合性結合組織病(MCTD)]
全身性エリテマトーデス・混合性結合組織病—呼吸器内科医の視点から
榎本 紀之
1,2
1浜松医科大学内科学第2講座
2浜松医科大学保健管理センター
キーワード:
全身性エリテマトーデス
,
SLE
,
混合性結合組織病
,
間質性肺炎
,
肺高血圧症
Keyword:
全身性エリテマトーデス
,
SLE
,
混合性結合組織病
,
間質性肺炎
,
肺高血圧症
pp.112-121
発行日 2024年2月1日
Published Date 2024/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1437200714
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
POINT
●SLEにおけるILDの合併率は1〜4%と低値であるが,高齢,長期間のSLE罹患歴,Sjögren症候群の合併例などにはILD合併率が高い.
●SLE-ILD症例において現在の喫煙,血小板減少,HRCTにおける肺病変の拡がり,神経精神病変の合併などが有意な予後不良因子である.
●MCTDにおけるILD合併率は35〜78%と高率である.
Copyright © 2024, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.