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特集 スポーツ科学—2020オリンピック・パラリンピックによせて
国際級トップスプリンターのバイオメカニクス的分析とチームへのサポートについて
Biomechanical analysis results and scientific support to international sprinters team
松尾 彰文
1
,
広川 龍太郎
2
Matsuo Akifumi
1
,
Hirokawa Ryotaro
2
1鹿屋体育大学
2東海大学
キーワード:
バイオメカニクス分析
,
100mレース分析
,
4×100mリレー
,
バトンパス
,
トップスプリンター
Keyword:
バイオメカニクス分析
,
100mレース分析
,
4×100mリレー
,
バトンパス
,
トップスプリンター
pp.187-192
発行日 2020年6月15日
Published Date 2020/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425201154
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日本陸上競技連盟(陸連)では,1991年東京の世界陸上競技選手権大会以降,国内外で開催されてきた主要な国際大会や日本選手権,国体などでバイオメカニクスデータを収集し,報告している1)。これは,トップアスリートが競い合う大会でのデータは,競技力向上のための貴重な資料となるということで行われてきている2)。なかでも100mは10秒ほどのスピードを競う競技である。この短時間にどのようなことが起こっているのかを客観的に知ることは,技術の向上,トレーニングやレースの戦略構築のように競技力向上へ直接的に資するものだけではなく,観戦する場合にも興味深いものとなるであろう。また,100mの選手は4×100mリレーにも出場することが多いため,リレーについても同様のことがいえるであろう。そこで,本稿では,これまでの陸連科学委員会活動から,2020年東京五輪で躍進が期待されている男子100mレース分析と4×100mリレーチームへのサポート活動を幾つか紹介していくことにする。
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