増大特集 現代医学・生物学の先駆者たち
Ⅱ.生化学・遺伝学
新井賢一(1942-2018)—酵素化学から免疫学へ:A global advocator for science
宮島 篤
1
Miyajima Atsushi
1
1東京大学定量生命科学研究所
キーワード:
DNA複製
,
サイトカイン
,
シグナル伝達
,
免疫
Keyword:
DNA複製
,
サイトカイン
,
シグナル伝達
,
免疫
pp.388-389
発行日 2019年10月15日
Published Date 2019/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425201031
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新井賢一博士は,GTP/GDP結合ポリペプチド鎖延長因子EF-Tuにおいて,リガンドの変換によりタンパク質の反応性をON/OFFにするエネルギー転換機構を明らかにし,同様の機構の存在をDNA複製因子においても示した。また,φX174ファージDNAのin vitroでの複製に成功した。更に,数多くのサイトカインcDNAのクローニングを世界に先駆けて行い,現代血液・免疫学の発展に多大な貢献をした。
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