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特集 免疫チェックポイント分子による生体機能制御
Ⅲ.免疫チェックポイント分子による炎症制御
PirB/LILRB2とgp49B/LILRB4による免疫制御
Immune regulation by PirB/LILRB2 and gp49B/LILRB4
遠藤 章太
1
,
蘇 美慈
1
,
髙井 俊行
1
Endo Shota
1
,
Su Mei-Tzu
1
,
Takai Toshiyuki
1
1東北大学加齢医学研究所遺伝子導入研究分野
キーワード:
抑制性IgLR
,
腫瘍免疫
,
自己免疫疾患
Keyword:
抑制性IgLR
,
腫瘍免疫
,
自己免疫疾患
pp.223-229
発行日 2019年6月15日
Published Date 2019/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425200988
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マウスPir(paired immunoglobulin-like receptor)およびgp49(glycoprotein 49)は,ヒトのLILR(leukocyte immunoglobulin-like receptor)/ILT(immunoglobulin-like transcript)/CD85に相当する免疫系細胞の機能調節分子であり,各々活性化型のAタイプと抑制性型のBタイプから成るペア型受容体である。本稿では,腫瘍免疫および自己免疫疾患における免疫チェックポイント分子としての免疫抑制性受容体PirB/LILRB2およびgp49B/LILRB4について概説する。
なお,ヒトLILRB1およびLILRB3はマウスPirBの相同分子とされることもあるが,本稿では,リガンド,発現細胞,および機能の共通性からヒトLILRB2がマウスPirBの相同分子であるとして記述している。
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