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特集 免疫チェックポイント分子による生体機能制御
Ⅰ.免疫チェックポイント分子について
PD-1/PD-L1による免疫制御
Role of the PD-1/PD-L1 signaling in immune regulation
高塚 奈津子
1
,
茶本 健司
1
Takatsuka Natsuko
1
,
Chamoto Kenji
1
1京都大学大学院医学研究科免疫ゲノム医学講座
キーワード:
免疫チェックポイント
,
自己免疫
,
がん免疫
,
免疫疾患
Keyword:
免疫チェックポイント
,
自己免疫
,
がん免疫
,
免疫疾患
pp.172-178
発行日 2019年6月15日
Published Date 2019/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425200980
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過剰な免疫反応は,組織障害を伴う炎症性疾患につながる。生体内には炎症反応を抑制する負のフィードバック機構“免疫チェックポイント”が備わっている。代表的な抑制性の免疫チェックポイント分子であるprogrammed death-1(PD-1)を欠損するマウスは,様々な自己免疫様の炎症性疾患を自然発症する。免疫チェックポイントは自己組織を守るための必須メカニズムである。本稿では,PD-1の基本的事項およびその意義について概説する。
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