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特集 免疫系を介したシステム連関:恒常性の維持と破綻
Ⅱ.免疫と神経
交感神経による免疫細胞の動態調節
Control of immune cell trafficking by adrenergic nerves
鈴木 一博
1
Suzuki Kazuhiro
1
1大阪大学免疫学フロンティア研究センター
キーワード:
交感神経
,
β2アドレナリン受容体
,
リンパ球動態
,
免疫応答
,
日内変動
Keyword:
交感神経
,
β2アドレナリン受容体
,
リンパ球動態
,
免疫応答
,
日内変動
pp.92-96
発行日 2019年4月15日
Published Date 2019/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425200960
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神経系が免疫系を調節していることは古くから指摘されてきたが,神経系からの入力がどのようにして免疫系に影響を及ぼすのか,そのメカニズムは長らく不明であった。しかし近年,自律神経系と免疫系の相互作用のメカニズムが急速に明らかになりつつある。とりわけ交感神経が多様な分子機構を介して免疫応答を制御していることが明らかになった。本稿では,交感神経による免疫細胞の動態調節に焦点を当て,その分子機構について解説すると共に,その生理的意義を免疫応答の日内変動の観点から考察する。
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