特集 第1部 最近の眼科薬物治療 Ⅲ.緑内障
2 交感神経β受容体遮断薬
柏木 賢治
1
1山梨大学医学部眼科
キーワード:
β遮断薬
,
緑内障
,
日内変動
,
配合剤
,
呼吸機能障害
,
房水産生
Keyword:
β遮断薬
,
緑内障
,
日内変動
,
配合剤
,
呼吸機能障害
,
房水産生
pp.1049-1054
発行日 2019年9月30日
Published Date 2019/9/30
DOI https://doi.org/10.18888/ga.0000001362
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
緑内障薬物治療へのβ遮断薬の導入は,1976年のプロプラノロールによる眼圧下降の報告を契機としており1),それ以来緑内障の本格的な薬物治療の時代が開かれた。今日においてもβ遮断薬は緑内障薬物治療の中心的存在である。さらにβ遮断薬の薬剤特性から他の緑内障点眼剤との配合剤が近年広く用いられている。以上の点からβ遮断薬が緑内障薬物治療において果たしてきた役割は非常に大きいといえる。
Copyright © 2019, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.