増大特集 タンパク質・核酸の分子修飾
Ⅲ.細胞膜での分子修飾
膜タンパク質
N-結合型グリコシル化
真木 勇太
1
,
岡本 亮
1
,
梶原 康宏
1
Maki Yuta
1
,
Okamoto Ryo
1
,
Kajihara Yasuhiro
1
1大阪大学大学院理学研究科化学専攻
キーワード:
アスパラギン(N-)結合型糖鎖
,
糖タンパク質
,
糖タンパク質品質管理機構
,
がん
Keyword:
アスパラギン(N-)結合型糖鎖
,
糖タンパク質
,
糖タンパク質品質管理機構
,
がん
pp.496-497
発行日 2018年10月15日
Published Date 2018/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425200896
- 有料閲覧
- 文献概要
- 参考文献
リボソームによって翻訳されたタンパク質の多くは翻訳後,翻訳時修飾によって糖鎖付加を受ける1)。アスパラギンに結合した糖鎖は,アスパラギン(N-)結合型糖鎖と呼ばれ,ペプチド鎖が生合成される際に付加される。この糖鎖は,高マンノース型,混合型,複合型の3つに分類され,小胞体内での糖タンパク質の品質管理や細胞膜上・血中での糖タンパク質の機能発現に関与している。本稿ではN-結合型糖鎖の特徴や影響について述べる。
Copyright © 2018, THE ICHIRO KANEHARA FOUNDATION. All rights reserved.