増大特集 タンパク質・核酸の分子修飾
Ⅱ.細胞質/オルガネラでの分子修飾
タンパク質合成
ハイプシン化
松山 晃久
1
,
吉田 稔
1
Matsuyama Akihisa
1
,
Yoshida Minoru
1
1理化学研究所環境資源科学研究センター
キーワード:
ハイプシン化
,
eIF5A
,
翻訳
,
スペルミジン
Keyword:
ハイプシン化
,
eIF5A
,
翻訳
,
スペルミジン
pp.424-425
発行日 2018年10月15日
Published Date 2018/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425200860
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ハイプシン化は今から40年以上前に発見された,eIF5Aタンパク質にのみ起こる極めてユニークな翻訳後修飾である。この修飾はeIF5Aの機能にとって必須であることから,ハイプシン化の機能はeIF5Aの機能とは切っても切り離せない関係にある。近年,eIF5Aは,リボソームだけでは翻訳しづらい特定のアミノ酸配列に対して,翻訳を促進する役割を持つことが明らかになってきている。
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