増大特集 細胞多様性解明に資する光技術─見て,動かす
Ⅰ.見る,観る,視る
多重染色・高密度標識で従来法の壁を超えるIRIS超解像顕微鏡法
渡邊 直樹
1,2
,
木内 泰
2
Watanabe Naoki
1,2
,
Kiuchi Tai
2
1京都大学大学院生命科学研究科分子動態生理学
2京都大学大学院医学研究科神経・細胞薬理学
キーワード:
超解像顕微鏡
,
分子ローカリゼーション法
,
高密度標識
,
多重染色
,
サンプリング定理
Keyword:
超解像顕微鏡
,
分子ローカリゼーション法
,
高密度標識
,
多重染色
,
サンプリング定理
pp.380-381
発行日 2017年10月15日
Published Date 2017/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425200654
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超解像顕微鏡は,分解能向上に伴い標的がまだらに染色される問題が認識されてきた。筆者らは,この問題を解決する手法としてIRISを開発した。IRIS法は,標的に迅速に結合・解離する蛍光プローブを用い,その結合位置を積算することで画像を構築する。プローブを順次追加交換することで無制限の蛍光プローブが出すフォトンの情報が利用できるため,高精細な多重染色,高分解能の三次元超解像を実現することが期待される。
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