増大特集 細胞多様性解明に資する光技術─見て,動かす
Ⅰ.見る,観る,視る
超解像顕微鏡によるライブイメージング
岡田 康志
1,2
Okada Yasushi
1,2
1理化学研究所生命システム研究センター
2東京大学大学院理学系研究科物理学教室
キーワード:
超解像顕微鏡
,
蛍光顕微鏡
,
ライブセルイメージング
Keyword:
超解像顕微鏡
,
蛍光顕微鏡
,
ライブセルイメージング
pp.378-379
発行日 2017年10月15日
Published Date 2017/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425200653
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回折により光学顕微鏡の分解能は200nm程度が限界とされてきた。そのため,細胞内小器官など微細形態の観察には電子顕微鏡が必要で,生きた細胞の観察は困難であった。近年,回折限界を超える分解能を達成する超解像顕微鏡法の開発が進み,生きた細胞の中で微細構造動態を観察することが可能となりつつある。本稿では,その原理・現状を展望すると共に,今後の課題を議論する。
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