増大特集 病態バイオマーカーの“いま”
Ⅳ.炎症・線維化
わが国で生まれた新しい肝線維化マーカー
池田 均
1
Ikeda Hitoshi
1
1東京大学大学院医学系研究科臨床病態検査医学
キーワード:
肝線維化
,
M2BPGi
,
オートタキシン
,
ATX
Keyword:
肝線維化
,
M2BPGi
,
オートタキシン
,
ATX
pp.446-447
発行日 2016年10月15日
Published Date 2016/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425200510
- 有料閲覧
- 文献概要
- 参考文献
肝線維化を血液マーカーにより診断する方法は古くから試みられてきたが,なかなか,実用に供すことができるマーカーが見つかることは少なかった。そのような中,診断能に優れた新規肝線維化マーカーが,相次いでわが国の研究室から報告された。一つは線維化に伴う糖鎖修飾の変化に注目して,最新の網羅的な検索により発見されたM2BPGiであり,もう一つは古典的な動物モデルでの検討から見いだされたオートタキシンである。
Copyright © 2016, THE ICHIRO KANEHARA FOUNDATION. All rights reserved.