Japanese
English
特集 認知症・神経変性疾患の克服への挑戦
Ⅱ.分子標的治療の確立を目指して
iPS細胞を用いた神経疾患研究
Studying neurological disorders using induced pluripotent stem cells
近藤 孝之
1
,
井上 治久
1
Kondo Takayuki
1
,
Inoue Haruhisa
1
1京都大学iPS細胞研究所増殖分化機構研究部門幹細胞医学分野
キーワード:
iPS細胞
,
創薬
,
薬効評価
,
孤発性疾患
,
毒性評価
,
疾患モデリング
Keyword:
iPS細胞
,
創薬
,
薬効評価
,
孤発性疾患
,
毒性評価
,
疾患モデリング
pp.314-318
発行日 2016年8月15日
Published Date 2016/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425200460
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iPS細胞(induced pluripotent stem cells)は,受精卵から作出されるES細胞(embryonic pluripotent stem cells)と同様に無限に増殖し,内・中・外の三胚葉それぞれの細胞へ分化することができる多能性幹細胞である。このような多能性幹細胞をヒト体細胞から作出することが可能となり1),創薬研究への応用が始まっている。本稿ではiPS細胞を用いた神経疾患研究の重要性を論じたのち,最近のトピックと今後の展望を述べたい。
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