増大特集 革新脳と関連プロジェクトから見えてきた新しい脳科学
Ⅲ.ヒト疾患研究
b)神経変性疾患
iPS細胞を用いたパーキンソン病の病態解析
赤松 和土
1
Akamatsu Wado
1
1順天堂大学大学院医学研究科ゲノム・再生医療センター
キーワード:
パーキンソン病
,
iPS細胞
,
ドーパミン神経細胞
,
神経幹細胞
,
マイトファジー
Keyword:
パーキンソン病
,
iPS細胞
,
ドーパミン神経細胞
,
神経幹細胞
,
マイトファジー
pp.484-485
発行日 2022年10月15日
Published Date 2022/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425201595
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患者iPS細胞を用いてマイトファジー異常を呈する家族性パーキンソン病(Parkinson's disease;PD)PARK2/PARK6の表現型を改善させる薬剤を同定し,それらの薬剤が動物モデルや一部の孤発性PD症例にも有効であることを示した。孤発性PDは多様性のある集団と考えられており,それらを臨床経過・細胞表現型に基づいて正確に層別化することが,PD全体の病態解明と根本的治療薬につながると考えられる。
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