増大特集 細胞シグナル操作法
Ⅰ.分子からみたシグナル操作法
1.セカンドメッセンジャー
cAMP/cGMPシグナル
西村 有平
1
,
田中 利男
1
Nishimura Yuhei
1
,
Tanaka Toshio
1
1三重大学大学院医学系研究科薬理ゲノミクス
キーワード:
アデニル酸シクラーゼ
,
グアニル酸シクラーゼ
,
プロテインキナーゼ
,
ホスホジエステラーゼ
,
光遺伝学
Keyword:
アデニル酸シクラーゼ
,
グアニル酸シクラーゼ
,
プロテインキナーゼ
,
ホスホジエステラーゼ
,
光遺伝学
pp.390-391
発行日 2015年10月15日
Published Date 2015/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425200272
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cAMP(cyclic adenosine monophosphate)とcGMP(cyclic guanosine monophosphate)は細胞シグナルの制御における重要なメッセンジャーであり,様々な細胞機能の制御に関与している。cAMPはアデニル酸シクラーゼ,cGMPはグアニル酸シクラーゼにより産生され,共にホスホジエステラーゼにより分解される。これらの分子に対する阻害薬やsiRNA,または光遺伝学を用いた機能制御などにより,cAMP/cGMPシグナルを自由に操作することが可能である。本稿では,これらのcAMP/cGMPシグナル操作法について概説する。
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