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特集 細胞の少数性と多様性に挑む―シングルセルアナリシス
B.次世代シーケンサーを用いた細胞多様性の解明
生体リズム・発生現象における1細胞シーケンスを用いた細胞多様性の解明
Single-cell sequencing to analyze cellular diversity in circadian rhythms and developmental processes
山田 陸裕
1
,
洲﨑 悦生
2,3
,
上田 泰己
1,2,3
Yamada Rikuhiro
1
,
Susaki A Etsuo
2,3
,
Ueda Hiroki
1,2,3
1理化学研究所 発生・再生科学総合研究センター システムバイオロジー研究プロジェクト
2東京大学大学院医学系研究科 機能生物学専攻薬理学講座 システムズ薬理学分野
3理化学研究所生命システム研究センター 合成生物学研究グループ
pp.138-143
発行日 2014年4月15日
Published Date 2014/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425101593
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次世代シーケンシング技術の汎用化と低コスト化,さらには近年の高精度な1細胞シーケンス技術の開発により,1細胞ごとの細胞種の同定や,同種細胞間での遺伝子発現揺らぎをゲノムワイドに解析することが可能となってきている。本稿では概日リズム中枢の細胞種同定や,初期胚における細胞系譜分離の内部表現を明らかにする研究を例に,1細胞シーケンスを用いた細胞の多様性獲得機構の解明について紹介する。
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