増大特集 細胞表面受容体
●構造的特徴:1回膜貫通型◆受容体の遺伝子:EGFR(ERBB)
視床下部神経細胞でのGnRH受容体刺激によるErbB4の切断反応
山本 秀幸
1
,
仲嶺(比嘉) 三代美
1
Yamamoto Hideyuki
1
,
Nakamine-Higa Sayomi
1
1琉球大学大学院医学研究科 生化学講座
pp.468-469
発行日 2013年10月15日
Published Date 2013/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425101519
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視床下部にはゴナドトロピン放出ホルモン(GnRH)を産生・放出するGnRHニューロンが存在する。GnRHニューロンにはGnRHに対する自己受容体が存在し,細胞の機能が制御されている。われわれはマウスのGnRHニューロンの培養株細胞であるGT1-7細胞を用いてGnRH受容体刺激後の細胞応答について検討を行ってきた。その過程でGnRH受容体の刺激により,ErbB4の切断反応(以下,切断反応と略する)が起こることを見いだした1)。今回,GnRHニューロン以外で報告されてきた切断反応を説明した後に,われわれの研究結果について紹介する。
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