今月の臨床 GnRH療法の新展開
GnRHの基礎
2.GnRH受容体—構造と機能
今井 篤志
1
,
高木 敦志
1
,
玉舎 輝彦
1
1岐阜大学医学部産科婦人科
pp.143-147
発行日 1999年2月10日
Published Date 1999/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409903528
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GnRH受容体が下垂体前葉のみならず,末梢組織や腫瘍に見いだされている1).近年,下垂体gonadotroph細胞を含めた分泌細胞と腫瘍などの非分泌細胞では,GnRH受容体のシグナリングが異なることが明らかになりつつある.
本稿では,GnRH受容体の構造と情報変換機構を中心に紹介し,GnRHの作用を再考する場を提供したい.
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