特集 シナプスをめぐるシグナリング
7.キナーゼ/ホスファターゼ
CaMK Ⅱによるシナプスの構造と機能調節
川口 真也
1
,
平野 丈夫
1
Shin-ya Kawaguchi
1
,
Tomoo Hirano
1
1京都大学大学院 理学研究科 生物科学専攻 神経生物学分科
pp.458-459
発行日 2010年10月15日
Published Date 2010/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425101047
- 有料閲覧
- 文献概要
- 参考文献
リン酸化酵素CaMKⅡは,脳のタンパク質の2%を超えるくらい多量に発現しており,中枢神経系の様々な部位でシナプス可塑性に重要な役割を担う。これまでαCaMKⅡの役割が着目されてきたが,近年βCaMKⅡもシナプスの機能および構造制御に重要であることがわかってきた。
Copyright © 2010, THE ICHIRO KANEHARA FOUNDATION. All rights reserved.