特集 現代医学・生物学の仮説・学説2008
3.発生・分化・老化・再生医学
テロメア長の制御機構
清宮 啓之
1
Hiroyuki Seimiya
1
1(財)癌研究会癌化学療法センター分子生物治療研究部
pp.398-399
発行日 2008年10月15日
Published Date 2008/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425100531
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テロメアは真核生物の染色体末端に存在する高次構造体である。DNAに2本鎖切断が生じると非相同末端癒合もしくは相同組換えが起こるが,テロメアはこのようなDNA損傷応答から正常な染色体末端を保護し,ゲノムの安定化に寄与する。
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