今月の主題 フローサイトメトリー
臨床・研究への応用
フローサイトメーターを用いたテロメア長の測定
大屋敷 一馬
1
,
大屋敷 純子
2
Kazuma OHYASHIKI
1
,
Junko OHYASHIKI
2
1東京医科大学内科学第1講座
2東京医科大学難治性免疫疾患研究センター
キーワード:
flow telomere
,
テロメア長
,
PNAプローブ
Keyword:
flow telomere
,
テロメア長
,
PNAプローブ
pp.960-964
発行日 2007年9月15日
Published Date 2007/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542101308
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フローサイトメーターを用いてテロメアを測定する方法はFlow-FISH(fluorescence in situ hybridization)法と呼ばれ,生細胞を用いて蛍光標識したPNAプローブとハイブリダイズさせる.一定の細胞集団におけるサブテロメア領域を含まないテロメア長の測定に有用で,蛍光強度で表現される.造血細胞のように様々な細胞集団より構成される場合のテロメア長の測定に威力を発揮し,細胞集団ごとの分裂寿命の指標として用いることができる.
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