特集 生物進化の分子マップ
17.受容体
GRK(G-protein-coupled receptor kinase)特にGRK1とGRK7の系統進化
松川 淑恵
1
,
和田 恭高
1
,
河村 悟
1
Yoshie Matsukawa
1
,
Yasutaka Wada
1
,
Satoru Kawamura
1
1大阪大学大学院生命機能研究科
pp.464-465
発行日 2006年10月15日
Published Date 2006/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425100313
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GRKは活性化されたG-protein coupled receptor(GPCR)にリン酸基を結合し,不活性化する。GPCRは植物,菌類や動物に保存されている7回膜貫通型受容体であり,外界刺激情報をG蛋白質に伝達する。特に動物では,様々な外界刺激に対応した多種のGPCRが存在し,その下流のG蛋白質以降の細胞内情報伝達経路についても多様である。近年,視細胞においてGRKによるGPCRの不活性化が視細胞の光応答特性に与える影響について解析されている。
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