オール沖縄!カンファレンス|レジデントの対応と指導医の考えVer.2.0・99
その頸部痛、「NSAIDsで様子見」でいいの?深頸部の軟部組織感染症の報告
鶴田 流星
1
,
佐々木 秀章
1
,
徳田 安春
,
仲里 信彦
2
,
鈴木 智晴
,
佐藤 直行
1沖縄赤十字病院
2なかがみ西病院 内科
pp.444-448
発行日 2025年4月15日
Published Date 2025/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.218880510350040444
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CASE
患者:28歳、男性。
主訴:頸部痛、咽頭痛。
既往歴:小児喘息。昨年健診で肝機能障害指摘。
アレルギー:マイコプラズマの薬(詳細不明)で幻聴。
社会・生活歴:職業;医療材料の業者で手術室に出入りしている。飲酒;月に1回ビール5杯ほど、喫煙;21歳から10〜20本/日。
現病歴:
X-3日:段ボールを持ち上げた後、車でPC作業中に徐々に頸部痛を自覚。
X-2日:夕方頃、我慢できないほどの痛みになったため救急病院を受診し、ロキソプロフェン処方にて帰宅。
X-1日:14時にロキソプロフェンを内服したが、37℃台の発熱、頸部痛持続のため、当院救急外来を受診。来院時38.7℃であった。
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