特集 ホスピタリストのための精神科の知識
【コラム③】精神疾患と混同されやすい器質的疾患—急性/慢性の,あるいは発作的な精神症状からの鑑別
杉田 陽一郎
1
Yoichiro SUGITA
1
1東京ベイ・浦安市川医療センター 神経内科
pp.736-740
発行日 2025年11月1日
Published Date 2025/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.218804090120040736
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精神症状を呈する器質的疾患としては,表1に挙げるようなものがある。本稿でこれらすべての疾患を取り上げることは困難であるため,以下の3つの臨床状況に分類し,そのなかでも特に注意が必要な疾患を解説する。
・急性経過の精神症状を呈する疾患として脳炎
・慢性経過の精神症状を呈する疾患として認知症
・発作的な精神症状を呈する疾患として内分泌疾患とてんかん

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