特集 ホスピタリストのための精神科の知識
6.精神科で使用する薬剤の副作用—抗うつ薬,気分安定薬,抗精神病薬での注意点を整理する
山梨 豪彦
1
,
篠崎 元
2
Takehiko YAMANASHI
1
,
Gen SHINOZAKI
2
1鳥取大学医学部 脳神経医科学講座 精神行動医学分野
2Department of Psychiatry and Behavioral Sciences, Stanford University School of Medicine
pp.741-751
発行日 2025年11月1日
Published Date 2025/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.218804090120040741
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「精神科で使う薬剤」と聞くと,種類が多くて非常に複雑そうであるが,大別すればそこまで種類は多くない。大まかに①抗うつ薬(うつ病の治療薬),②気分安定薬(躁うつ病の治療薬),③抗精神病薬(もともとは統合失調症の治療薬),④GABA*1A受容体アゴニスト(古くよりある睡眠薬や抗不安薬,ベンゾジアゼピン系薬剤および通称Z薬)である。さらに⑤その他の薬剤として,気分安定薬に含まれない抗てんかん薬,抗認知症薬,ADHD*2治療薬,比較的新規の睡眠薬(ラメルテオン,スボレキサント,レンボレキサント),漢方薬がある。
本稿では主に①抗うつ薬,②気分安定薬,③抗精神病薬の副作用について概説する。

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