特集 Hospitalistのための画像診断—③腹骨盤部編
Part 3 各論:急性腹症の画像診断
【コラム④】読影し忘れ注意! 血管疾患—緊急度の高い病態を確実に見抜くために
谷島 智哉
1
Tomoya TANISHIMA
1
1虎の門病院 放射線診断科
pp.568-570
発行日 2025年7月1日
Published Date 2025/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.218804090120030568
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
本稿では急性腹症の原因となり得る血管疾患について,3つの症例をもとに,迅速かつ適切な診断に必要な知識を,CT画像所見を中心に概説する。
腹痛はありふれた主訴の1つであるが,病歴と身体所見だけでは正確に診断できないことも多く,画像診断の果たす役割は大きい。そのため典型的なCT画像所見を押さえ,急性腹症の原因となる血管疾患を確実に診断できるようにするのが望ましい。

Copyright © 2025, MEDICAL SCIENCES INTERNATIONAL, LTD. All rights reserved.