特集 内分泌疾患2
Part 3 専門家からのメッセージ,共有したい知識
【コラム④】乳がん:ホルモン療法や早期閉経にかかわる影響—乳がんの既往のある患者をみるときに注意すること
山内 英子
1
Hideko YAMAUCHI
1
1聖路加国際病院 乳腺外科/ブレストセンター
pp.467-469
発行日 2021年12月22日
Published Date 2021/12/22
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3103900923
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
key point
・乳がんのホルモン療法では,抗エストロゲン薬,LH-RHアゴニスト,アロマターゼ阻害薬の3種が用いられるが,いずれもエストロゲン作用を低下させる薬剤である。
・乳がんは罹患年齢が比較的若く,予後も改善しているため,長期にわたるホルモン治療の影響や,早期閉経の影響(骨粗鬆症や冠動脈疾患など)など,生活も含めて配慮するがんサバイバーシップという概念が重要である。
Copyright © 2021, MEDICAL SCIENCES INTERNATIONAL, LTD. All rights reserved.