特集 Hospitalistのための画像診断—③腹骨盤部編
Part 2 各論:臓器ごとの読影方法
5.子宮・卵巣—画像診断の疾患ごとのタスク,正常像と異常所見
坪山 尚寛
1
Takahiro TSUBOYAMA
1
1神戸大学医学部附属病院 放射線科・IVR科
pp.503-509
発行日 2025年7月1日
Published Date 2025/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.218804090120030503
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子宮・卵巣の画像診断に求められる役割は,骨盤内腫瘤の由来臓器診断,良悪性診断,進行期診断である。比較的容易に病理診断が得られる子宮内膜がんや頸がんに対しては進行期診断が,生検が行われない子宮筋層腫瘤や卵巣腫瘤に対しては良悪性診断が,それぞれ重要なタスクとなる。
画像診断の中心モダリティはコントラスト分解能に優れるMRIであるが,CTで偶然認めた子宮・卵巣腫瘤についても精査の必要性を評価する必要がある。

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