特集 Hospitalistのための画像診断—③腹骨盤部編
Part 2 各論:臓器ごとの読影方法
4.泌尿生殖器系・副腎—代表的疾患の画像的特徴と異常所見
磯﨑 丈範
1
,
渡辺 友里子
1
,
松木 充
2
Takenori ISOZAKI
1
,
Yuriko WATANABE
1
,
Mitsuru MATSUKI
2
1自治医科大学 放射線医学講座
2自治医科大学とちぎ子ども医療センター 小児画像診断部
pp.479-502
発行日 2025年7月1日
Published Date 2025/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.218804090120030479
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泌尿器科系の画像診断は,他の領域と同様に,まず異常所見の検出から始まる。そのためには正常解剖や画像における正常像,正常変異を知っておく必要がある。また各領域の検査の特性やプロトコルの役割を十分に理解する必要がある。それらをもとに異常所見を検出し,続いて質的診断や深達度診断,病期診断に移る。そこでは代表的な疾患の画像的特徴や異常所見を知っておく必要がある。
本稿では,そのような診断過程をわかりやすく解説したい。

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