特集 “わかったつもり”で終わらせない血液凝固異常とDIC
Part 3 治療
(21) ヘパリン起因性血小板減少症の診断・治療ガイドライン—HIT診断から治療へのポイント
勝野 美智子
1
,
伊藤 隆史
2
Michiko KATSUNO
1
,
Takashi ITO
2
1熊本大学大学院 保健学教育部 検査技術科学コース
2熊本大学大学院 生命科学研究部 血液免疫病態解析学
キーワード:
ヘパリン
,
4Tsスコア
,
アルガトロバン
,
直接経口抗凝固薬
,
DOAC
,
ワルファリン
Keyword:
ヘパリン
,
4Tsスコア
,
アルガトロバン
,
直接経口抗凝固薬
,
DOAC
,
ワルファリン
pp.109-112
発行日 2026年1月1日
Published Date 2026/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.188348330180010109
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はじめに
ヘパリン起因性血小板減少症heparin-induced thrombocytopenia(HIT)はヘパリン投与に伴う副作用の一種で,血小板減少や血栓症を引き起こす。ヘパリン投与から5〜14日後に出現するのが特徴で,HITを疑った際には4Tsスコアを評価する。4Tsスコアが4点以上の場合には,①すみやかにヘパリン類を中止し,②ヘパリン以外の代替抗凝固薬の投与を開始し,③HIT抗体検査を実施し,HITか否かを判断する必要がある。
本稿では,HIT診断から治療への流れをガイドライン1)に即して紹介する。

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