巻頭言
リハビリテーション科医として重視してみたいこと
尾﨑 敏文
1
1岡山大学学術研究院医歯薬学域整形外科学
pp.783
発行日 2024年9月18日
Published Date 2024/9/18
- 販売していません
- 文献概要
2023年4月より千田益生教授の後任として,岡山大学病院総合リハビリテーション部部長を担当いたしております.岡山大学整形外科学教室は開講以来70年間にわたり,肢体不自由児施設での診療や義肢装具巡回相談などリハビリテーション医療に深くかかわってまいりました.
現在,私は次のような点を重視したいと考えています.まず,アスレティックリハビリテーションの研究です.実践的なアプローチに応用できるトレーニング方法や評価法などを開発し,それらの医科学的な観点からのエビデンス蓄積が重要であると思います.また,昨今のリハビリテーション医療にはロボット技術が導入されていますが,今後さらにさまざまなロボットが登場し利用も広がっていくと思います.テクノロジーの進歩に伴いリハビリテーション医療の方法やあり方も変化するため,それに対応できる人材育成が必要となるでしょう.
Copyright © 2024, The Japanese Association of Rehabilitation Medicine. All rights reserved.