特集 国保保健婦
国保保健婦活動の現状
訪問活動を重視
椙谷 光子
1
1京都市民生局保険課
pp.24-29
発行日 1964年12月10日
Published Date 1964/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662203271
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京都市の実情
京都市は人口128万,総面積577平方キロ,京都府の南部山城盆地の北部を占める大都市で,2,000年の歴史をもち,文化観光都市として今や世界的に有名である.しかしながら,大都市としての産業基礎はきわめて脆弱で,年々の税収入の伸展性に乏しく,反面人口面積に比例して行政費は増加し,大都市としての必要経費は不可欠であるにもかかわらず,消費都市的性格から生活保護,失業対策事業など社会保障関連経費の増大を招き,昭和31年地方財政再建特別措置法の適用を受け,以来7年間,いわゆる再建団体としての道を歩むことになった.
昭和36年,あたかも再建債の償還年次に国民皆保険制度が実施され,本市においても36年4月1日から国民健康保険制度が実施された.
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