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主役は患者とその家族―在宅重視のリハビリテーションを実践する
医療法人財団 健和会柳原リハビリテーション病院
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1医療法人財団 健和会柳原リハビリテーション病院
pp.353-357
発行日 2006年5月1日
Published Date 2006/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541100198
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健和会といえば地域医療と連想する読者も多いだろう.その健和会の歴史は,1951(昭和26)年の柳原診療所の開設に始まる.その後,診療所は柳原病院として規模を拡大し地域住民のための医療を展開してきた.1997(平成9)年には柳原病院が足立区千住曙町に新築移転.しばらく,その旧施設を柳原診療所(無床)として利用していたが,この地域に急性期医療と在宅医療を結ぶリハビリテーション施設が足りないことから,その新設が検討された.二次医療圏内の病床状況を調査したところ,余裕があることがわかり,2003(平成15)年にリハビリテーション病院建設を申請.認可後は急ピッチで準備と建築が進められ,2005(平成17)年4月,旧柳原病院跡地に柳原リハビリテーション病院が開設された.新病院の誕生は,地元商店街の活性化につながるとして,地元住民からも歓迎されたという.
東京都第1号訪問看護ステーションの開設,また24時間在宅ケアの実施,診療所での訪問診療など,在宅医療の充実に力を入れてきた健和会としては,在宅医療充実の一環として,この柳原リハビリテーション病院を位置づけている.
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